【ネタバレ無し】FF9リマスター版の正直な感想!面白い?【レビュー】

ゲーム

こんにちは、トワカと申します。

「ファイナルファンタジー9に興味があるけど、面白いのかな?」と疑問に思っていませんか?

今回の記事では、そんな方へ向けて私がプレイした正直な感想をお伝えしたいと思います。
私がプレイしたのは、Nintendo Switchのリマスター版です。

ちなみに、筆者はストーリーをざっくりと楽しむくらいのエンジョイ勢です。

良かった点と微妙だった点・悪かった点に分けてご紹介していきます。

それでは、いきましょう!

総評

個人的な点数は、80/100くらいです。

操作や設定面などの快適さにおいて、少し難があるように感じました。
バトル開始時のロード時間の長さが一番気になる点でした。

しかし、ストーリー・BGM・キャラクターが素晴らしいため、上記の点を加味しても十分楽しめる作品だと思います。

FFシリーズとして「原点回帰」を掲げているだけあって、いろんな点でFF1~6あたりの古き良きFFの要素が入っているなと感じます。
通常戦闘曲のイントロがお馴染みのあのベースから始まる点が、最もわかりやすい点でしょうか。

以下では、良かった点と微妙だった点・悪かった点をそれぞれ掘り下げて説明していきます。

良かった点

キャラ設定・ストーリーが深い

ファイナルファンタジー9 キャラクター

引用元: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.square_enix.android_googleplay.chrono
© 2001,2003,2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

本作の主人公はジタンですが、ビビという魔法使いの少年ももう一人の主人公とよく言われます。
「生命」をテーマに物語が展開される本作ですが、見た目でも分かる通り、純粋な人間ではない彼らが悩みを抱えながら成長していく様は深く考えさせられるものがあります。

ヒロインであるガーネットは一国の王女であり、そういったプレッシャーのかかる立場と彼女を取り巻く環境から様々な葛藤に悩まされます。
時には、ストレスが身体的不調として表れてしまうほどに悩みを抱えてしまう彼女ですが、時間が経つにつれて少しずつ乗り越えていきます。

ガーネットを防衛する務めの騎士スタイナーや途中で出会う一匹狼のサラマンダーは、始めこそ自己中心的であったり考え方が偏っていたりして関わりにくいキャラです。
しかし、ジタンと共に旅をしていく中で彼らも自分を見つめ直し、精神的に成長します。

上記の通り複数のキャラクターの精神的成長が描かれており、とても魅力的なストーリーであると言えます。
(あと、ガーネットが単純に可愛いです)

戦闘BGMが良い

エンカウント時のロードが長いという共通認識のある本作ですが、通常戦闘BGM「バトル1」がかっこよくて飽きないので、それによってロード時間のストレスが若干軽減されているのではないかと思います。
プレイしていると、「大体このあたりで敵が出てきて、コマンド選択できるようになる」という目安が分かるようになってきます。笑

クリアした今、ロードが一瞬で終わりすぐに行動できるようになったとしても違和感がすごい気がします。

また、中ボス戦闘曲「バトル2」はボスの手ごわさが強調され、緊張感があるような曲調となっています。
個人的に良い意味でFFらしくないと思っていて、キャラデザインなどは可愛らしくも内容が重く深い部分のある本作の雰囲気によく合っています。

ラスボスの影は薄いですが、曲自体は疾走感があってかなり好きでした。

倍速機能・エンカウント無し機能

リマスター版で新たに追加された機能はいくつかありますが、中でも倍速機能エンカウント無し機能はかなり便利でした。
前に行った街へ移動する際などに両方の機能をONにすると、かなり早く行くことが出来ます。

出来るだけ低レベルで楽しみたい人や効率よく進めたい人には、これらの機能はありがたいのではないでしょうか。

難易度はかなり低い

FFナンバリングシリーズの中でも、本作はかなり難易度が低めに設定されていると感じました。
具体的には、ボスのHPが少なく設定されていたり、理不尽な攻撃をしてくる敵が少ないかです。

ですので、RPG初心者でも行き詰まることはあまり無いと思います。

ムービーのクオリティ

ファイナルファンタジー9 ムービーの一場面

引用元: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.square_enix.android_googleplay.chrono
(C) 2019 SQUARE ENIX Co.,Ltd.

ムービーは恐らく原作から多少高画質化したものを使用していると思われますが、今見ても十分迫力があって綺麗だなと感じました。
随所で差し込まれるので、次のムービーはいつかなと一つの楽しみとなっていました。

特に、中盤のガーネットの精神的な変化を感じさせるシーンはストーリーも相まって感動します。

微妙な点・悪かった点

バトル開始のロード時間が長い

「バトル開始時の演出をスキップ」という項目がありますが、バトル開始時の暗転の時間が短縮される訳では無いようです。

ロードを挟まない同じマップにおいては、2回目以降は数秒でコマンド選択可能になります。
しかし、マップ移動によってロードが入った場合、必ず15秒ほどの待ち時間が発生します。

ゲーム機のスペックが向上し、ロード時間が短いゲームが主流の現在では、どうしても多少のストレスを感じます。

効果音が大きすぎる

本作では、効果音(SE)が非常に大きく設定されています。
そのため、バトルにおいて技の効果音でBGMがほぼ聴こえないということがよくあります。
BGMを聴こうとして音量を上げると、耳が痛くなるほどです。

それに加えて、SEとBGMの音量バランスの調整が出来ません。
BGMが楽しみの一つでもあるFFにおいて、この仕様は残念と言わざるを得ません。

バトルのテンポがやや悪い

バトルスピードは3段階設定することができ、一番速いものに設定しても思ったより速くなりません。

また、全体的に行動がもっさりしている(行動するまで少し間がある)ため、テンポは良くありません。
そしてFFあるあるではありますが、召喚魔法やラスボスが使う技の中には数十秒かかるものもあります。

RPGが得意で慣れている人やサクサク進めたい人は、少し退屈するかもしれません。

特定時期のみ入手できる装備がある

本作は、防具や武器を装備することでアビリティや魔法が使えるようになる仕様です。
また、特定の時期のみショップで購入することができる、という装備が数多くあります。

ショップで装備一覧を見ただけでは、それぞれの装備のアビリティを確認することができません
そのため、確認するためには実際に購入するか、攻略サイトを見るしかありません。
これがかなり不便です。

私の場合は、最上位魔法のファイガ・ブリザガ・サンダガをまとめて覚えられる装備を買っておかなかったせいで、一度もそれらを拝むことなくクリアしてしまいました。

色んな技やアビリティを使いたい人はご注意ください。

フィールドのFPSが低い?

これは大した問題ではないのですが、フィールドのみカクカクしているような印象を受けました。
フィールドではFPS(Frame Per Second)が低く設定されている気がします。

PCなどで高FPSのプレイ環境に慣れている人は、少し違和感を感じるかもしれません。

まとめ

システム面で不便さは否めないものの、倍速モードなどもあるため十分楽しめる作品になっていると思います。
気になった方は、ぜひプレイしてみてください。

この記事が少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

他にも色々なゲームのレビューをしているので、良ければ以下からどうぞ!
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